小さく、軽く、少なく。

乳がんの治療と日常生活を綴っています。なんちゃってミニマリスト。

乳がんとコロナ

岡江久美子さんが亡くなったとニュースが流れました。

 

今日の午後、昔の会社の上司(女性)から突然電話がかかってきました。どうしたんだろう?間違い電話?と思いつつオンライン会議中だったので後で折り返したところ、岡江久美子さんがコロナによる肺炎で亡くなったと。乳がんの手術後に放射線治療を行っていて、免疫力が落ちていたのではないかと報道されていたようです。

そのあと、母親や友人からも次々にLINEが来ました。

 

わたしは全摘が決まった時に恐らく放射線治療は無いだろうと予測していたので、放射線のことは殆ど調べていませんでした。週5日×5週間の治療で通院が大変なこと、副作用は皮膚が火傷したようになり、皮膚が固くなること、くらいの認識しかなかったのですが、照射終了後1~3か月くらいは放射線肺炎にも気を付けなくてはいけないのですね。

 

先日、がん研有明病院でも感染者が出て手術を8割減らすとニュースになりました。

(わたしはがん研で手術しました)

それを聞いて、早くがんを取りたいと待っている患者さんたちが本当にかわいそうで、胸が痛くなりました。

看護師や事務スタッフ、医師も100人以上が自宅待機になっています。

主治医も自宅待機なのだろうか。。。

手術を待っている患者さんがたくさんいるのに、何もできないもどかしさってどれほどなんだろう。

 

今、本当に医療が崩壊していると感じています。

 

埼玉県で、自宅待機していた50代の男性が亡くなったというニュースも他人事ではありませんでした。自分も一人暮らしだから、もし感染してしまったら、同じことが起きる可能性があります。

 

 

その一方で、こんなに大変なことになっているのに、街を歩くと何となく他人事の空気も感じます。

サラリーマンのおじさんたちはマスクなしで連れ立ってランチに行っていて。

土日はジョギングしている人で密集していて。

商店街はいつも以上に混んでいて。

遠い海外ではなく、自分の身近で起こっていることなのに、それでも自分事化できない人がいて。

 

一日も早く、収束してほしいです。

普通の日々が、早く戻ってきてほしいです。

 

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病室からの眺め。

この頃は今のようなことになるなんて全く想像もしていませんでした。