小さく、軽く、少なく。

乳がんの治療と日常生活を綴っています。なんちゃってミニマリスト。

まず、自分を守る

こんにちは!

 

先に予告を。

今日はちょっと重い?暗い?話です。

 

あまり詳しく書きたくないので、少しぼんやりした話になってしまうかもしれませんが。

 

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私が昔いた会社で、とてもお世話になった女性(Cさんとします)がいます。

彼女は数十年持病と闘っています。身体はあまり強くありません。

Cさんには息子さん(結婚して家庭を持っていた)がいたのですが、突然の病気で倒れ、40代の若さで亡くなってしまいました。亡くなられてから1年強経っています。

 

元々、私はCさんとは数ヶ月に一度くらいのペースでLINEのやり取りをしていました。

Cさんは、私の後輩Dちゃんとは頻繁にやり取りをしていたようです。たまに電話もしていたとのこと。ですが、Dちゃんは子育てで忙しい為、段々やり取りが減っていったようでした。

 

ある時、CさんがDちゃんとのやり取りが減って淋しいとこぼしたので、私はCさんに元気になってほしいと思い、それから毎朝LINEを送るようにしました。

 

朝の景色、こんな考え方をしている、ハイキングに行った、麻雀で負けた、仕事が忙しい…などなど。

 

最初のうちはCさんも、私からのLINEをとても喜んでくれていました。

ですが、毎朝送ることで逆に負担になったのか?私に本音を言えるようになったからか?体調が悪いからか?徐々にネガティブな発言が増えていきました。

 

Cさんは「母と息子が死んで生きる意味を失った。毎朝起きるのが辛い。生きている意味がない。なんで生きているのかわからない」と送ってきたことがありました。

 

私は精一杯励まそうと思い、でも、ポジティブ過ぎて相手に負担をかけてもいけないと思い、慎重に言葉を選んで返事を書きました。

 

「元気が出た」と返してくれることもありましたが、体調が良くないのできっと気分も落ち込みがちなのだと思います。やはり元気のない返事が続きました。

 

そして、そのやり取りを続けているうちに、私は自分がダメになってきていることに気づきました。

いつも呼吸が浅く、Cさんのことを考えるとぐったりしたり、怒りを感じたり。。

 

「あぁ、これはダメだ」と思いました。

 

Cさんが前向きな気持ちを取り戻すかどうかは、最終的には本人次第です。それを変えようとするのは、私のエゴなのだと思いました。

そして、私がメンタルにダメージを受けたのは、ネガティブな返事が続いたことだけではなく、変わろうとしないCさんへの怒りと失望も理由なのだと感じています。

 

私は独身だし子供を持ったこともありません。親も元気です。だから、本当の意味でCさんの気持ちをわかってあげることができません。

それでも、自分なりに、一生懸命Cさんに寄り添ったつもりでした。。

 

毎朝欠かさず送っていたLINEは、しばらくお休みするか、頻度を減らそうと思っています。

Cさんは勘の鋭い方なので、私が考えていることを見抜くかもしれません。

 

私は、この先もずっとCさんとの付き合いを大切にしたいから、まずは自分の心を守ろうと思います。

 

丸ノ内の三菱一号館美術館からの眺めです。シャネル展を見てきました。