小さく、軽く、少なく。

乳がんの治療と日常生活を綴っています。なんちゃってミニマリスト。

男性の育休に思うことと、自分があと10年遅く生まれていたら

こんばんは!

 

10月から育休制度が法改正され(男性の育休取得促進)、ニュースでもチラホラ取り上げられていますね。

でもこれって、取得は義務ではなく、取得促進と説明が義務なんですね(^^;

www.works-hi.co.jp

 

うちの会社でも、男性で育休を取る人がチラホラ出てきました。

2週間とか、1ヶ月とか。奥さんの出産に合わせて取っているようです。

 

今の若い人はいいなぁ、なんて思ってしまいます。

年寄りの昔話。。的になってしまいますが、私が就職した頃は、「女は結婚したら会社を辞めるもの。まして妊娠して働かれたら迷惑(何かあったら困るから)」というような時代でした。

 

自分が新卒で入社した会社がこれまた男尊女卑が激しく、女性は事務作業とお茶くみと台所当番をちゃんとやることで評価されるようなところでした。

 

昔から両親の折り合いが今一つで、母親から「離婚したくてもお金がないから出来ない。手に職を持て」と呪いをかけ続けられた私にとって、「(結婚して)退職することは、稼ぐ手段を失うこと。それはつまり、経済的な面で、自分の意思で人生を選ぶことが出来なくなる可能性がある」ことと同義でした。

 

自分の食い扶持は自分で稼ぎたい、何ならダンナ(となる人)を養ってもいいと思うくらい、仕事は辞めたくなかったです。

20代の頃はそこそこモテて(笑)何人かとお付き合いしましたが、基本的に結婚したら会社は辞める前提だったかなぁ。。

 

今の会社に、私とピッタリ同い年の女性(51-52歳)が私を入れて4人いる(もっといるかも)のですが、4人中既婚は1人。他3人は独身です。唯一の既婚の人もDINKSで子供はいません。

それが、この世代を表しているんじゃないかと思います。

結婚して、子どもを持ったら、仕事が続けられなかった世代なのではないかと。

(今いる会社も、働き方改革のおかげで仕事時間が短くなりましたが、昔は深夜残業、休日出勤がごく当然でした)

 

そんな会社ですが、これが40代前半まで若くなると、ワーキングマザーが一気に増えます。

みんな、現在進行中で子育てと仕事を両立していて、本当に偉い!

そして、年上世代にロールモデルがいなくて大変だったのではないかと思います。

 

そしてそして、男性の育休。

2週間や1ヶ月の休暇なんて、私からしたら「なんちゃって育休」にしか見えません。

奥さんの大変さをもっと共有して、一緒に子育てを頑張ってほしいなぁと思います。未婚の私が言うのも何ですが。

 

私も、もし生まれるのがあと10年遅かったら、「結婚も仕事も子供も」って思ったんじゃないかなと思ったりすることがあります。

私の時代は、恵まれた会社や恵まれた旦那さんがいる人以外は、基本的には「結婚か仕事か」「子供か仕事か」だった。両方は選べなかった。

 

まぁ、生まれるのが遅かったとしても、親の仲の悪さを見ていたら結局は同じだったかな。。(^^;

時々、自分の子孫が残せなかったことについて強烈に悲しくなることがありますが、それでも、ここまで自分なりに仕事を続けてきて、病気も乗り越えてきた自分を

「割と頑張って生きてるじゃん」

などと自画自賛したりしています(笑)。

 

これからの日本はどうなっちゃうんでしょうね。

どんな世の中になっても、淡々と生きていかなくちゃいけません。

仕事は少しペースダウンして(これが中々難しいのですが)、自分の心と身体を大切に生きていきたいなと思います。

 

先月ドライブで行った新潟・清津峡での写真。