小さく、軽く、少なく。

乳がんの治療と日常生活を綴っています。なんちゃってミニマリスト。

金峰山日帰り登山ツアー

こんばんは!

 

クラブツーリズムを使って金峰山(きんぷさん/きんぽうさん)に登ってきました。

 

初心者コースの登山口となる大弛峠(おおだるみとうげ、2365m)から頂上(2599m)までの高低差はそれ程キツくはなかったのですが、終日雨が降ってウェアもザックも濡れて寒く、先月の月山登山の次ぐらいにキツイ山行となりました。

 

1週前に同じツアーに参加した山友から「とにかく寒い」と聞いたので、長袖+フリース+ジャケット、下は山ズボンの下にスパッツも履き、ダウンジャケットとネックゲイター(マフラー)と毛糸の帽子を持って参戦。

天気が悪そうだったので、ザックとポシェットの荷物はジッププロックに入れました。

 

天気予報では午後から雨だったのですが、登山口に着くと強めの霧雨。

ガイドさんからは「上下レインウェア着ましょう。ザックカバーもつけてくださいね~」とアナウンスあり。

 

登山の間(約5時間強)ずっと天気が悪く、周りは真っ白、稜線歩きは周りに遮るものが無いから暴風、頂上は特に激寒、写真を撮る余裕もほぼありませんでした。

食事の余裕も無かったです。雨の中いちいちザックカバーを外して荷物の中を取り出すのも面倒だったので、途中でおにぎりとパンをジャケットのポケットに入れて、時々取り出して食べるのが精いっぱいでした。

 

おまけに、最後の20分くらいは日も暮れて暗くなり、ヘッドランプをつけないといけないくらいの暗さに。

出発地点に戻って乗り合いタクシーの明かりが見えた時は心底ホッとしました。

 

帰りの乗り合いタクシー(登山口~最寄り駅)の中で、みんなで口々に「つらかった」「苦行だった」「早く降りることだけを考えて一心に降りた」と話しました。

 

ゴアテックスのジャケットもほとんど役に立たず、内側に着ていたフリースと長袖も汗と雨で湿って寒くて寒くてたまらなかったです。

 

とにかく、雨と寒さが重なる登山はつらいです。

今までは多少天気が悪くてもキャンセルしようなどと思ったことはなかったのですが、初めて心が折れました。これからは、キャンセル料がかかっても天気が悪かったらキャンセルしよう、と思ってしまいました。

 

今年の登山ツアーはこれで終わり。来月と再来月は、山友と陣馬山~高尾山縦走、初心者を案内しつつの高尾山登山、の2つの予定。もう雨は降らないでほしいです(>_<) まあ個人なら天気が悪ければリスケ出来ますが。

 

ということで、数少ない写真。

 

足元は水溜まりが多く土もぬかるんでいて、レインパンツも靴も泥だらけになりました。

途中に通過した朝日岳。

 

激寒の頂上。

 

真っ白。

 

 

***

あまりの寒さと雨でウェアの性能が気になってしまい(防水機能の劣化とポケットの位置の悪さ)、勢い余って新しいジャケットとネックゲイターと毛糸の帽子を購入してしまいました。

山はお金が飛んでいく~~~

iPhone11→17機種変更(追記有)※mineoDプラン

こんにちは!

 

本日、iPhone17に買い替えました。

今までiPhone11を使ってきて特に不便はなかったのですが、

Lightningケーブルのいくつかが弱ってきたのと

USBをtype-cに統一したかったのと

今後はeSIM必須になりそうなので慣れておきたかった、など

ここらが潮時と思ったのが理由です。

決して新しもの好きではなく(むしろビビりでアーリーマジョリティとレイトマジョリティの間タイプ)

本当に、たまたまです。

 

アーリーマジョリティとかの解説↓

www.utokyo-ipc.co.jp

 

 

 

機種変更って設定が苦手なので出来るだけ避けて通りたいのですが、何年かに一度はやらざるを得ないので、自分のための備忘録的記事として今回書きました。誰の得にもならなくてすみません。

 

■本体と本体周り

Proとかの高級機種は興味無し、また、前回は白を買ってすごく後悔したので

・iPhone17無印、黒、256GB、SIMフリー。ここは迷い無し

・AppleCareには入らず。私は物持ちがよく、物を壊したり無くしたりしない自信があります。ただ、店員さんからは修理代が高いからサブスクプランでいいから入っておけと強く勧められました。

・ネット配送だと10月中旬以降にならないと受け取れなさそうだったので、最近リニューアルオープンした銀座のAppleストアで翌日受け取りに

・ググって見知らぬ誰かが勧めていたガラスフィルムとカバーを適当に購入

 

■回線契約

私はmineoという格安SIMを使っているのですが(本当はahamoやpovoに替えたいが、めんどくさい病でそのまま)、格安SIMだとeSIMのクイック転送機能が使えず、機種変更の度にeSIM申込が必要(会社により異なる)。めんどくさいがeSIM再発行を申込。

※mineo側も自分たちの不利をわかっており(?)、11月中旬くらいまでeSIM切替事務手数料が無料になるキャンペーンを実施中です。

 

【流れ備忘録】 ※mineoのDプランの人以外には全く役に立たない情報です笑

⓪前提として、iPhoneのクイックスタートにて新しいiPhoneへ情報転送を先に済ませておく

 

eSIM再発行申込

注意:mineoのD(ドコモ)プランの場合、本体のEID番号がないと申し込めない

新しいiPhoneでクイックスタート、古いiPhoneから転送が終わった後に、「設定」→「情報」から「EID番号」を確認し、申込ページにコピペ

 

回線切替申込→回線切替 ※回線切替をしないと③の設定不可

 

eSIMプロファイル設定(PCでログインしたmineoのマイページでeSIM受付番号を入れてQRコード表示→新しいスマホで読み込んでeSIM設定)

 

④wi-fiにつなぎ、APN構成プロファイルをダウンロード→本体の「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」→ダウンロードした構成プロファイルをインストール

 

これでやっとmineo回線が使えるように!!(疲れた)

 

実は、今回のeSIM切替の前に、iPhone11で物理SIMからeSIMに変更するチャレンジをしておきました。その時は、APN構成プロファイルのダウンロードとインストールが出来てなかったためにインターネットが使えず、泣きそうになりながらmineoのサポートセンターに電話して丁寧に教えていただきました(笑)

 

■引き継いだアプリの再設定

・Apple Pay:AppleIDにログインし、使っていたクレジットカードの再度紐づけが必要に。裏面のセキュリティコードを入力。また、カード会社のアプリ側からの認証が必要になり、アプリをダウンロード

・LINE:再ログインが必要

・銀行アプリ:3つほど入れてますが、それぞれ再ログインして使えるようになりました。三井住友のみ、旧本体側で新しいiPhoneを承認する作業が必要でした。

どれも特に難しいことはありませんでしたが、契約者番号や暗証番号等色々求められるのでカードなどが手元に必要。

 

(09/30追記)三井住友BKですが、ログインしようとしたら旧本体側の承認が出来てなかったようで、再度ログインが必要になりました。更に、SMBCセーフティパスの登録を求められました。

 

免許証の第一暗証番号、第二暗証番号を入力した後に免許証の読み取り、その後スマホのSMS認証をしてオッケー→再度ログイン→またSMS認証→iPhoneの顔認証を経てやっとセーフティパスの登録が出来ました。

今後も機種変更の際は、旧本体のセーフティパス解除、新機種でセーフティパスの登録が必要になるようです。

めんどくさいけど、ある意味すごくしっかりしてるなと思いました。

 

【重要】免許証更新時に設定する4桁の2つの暗証番号は、官公庁系や金融機関の手続きで必要になることがあるので、忘れないようにする必要あり。

免許証があっても暗証番号が無いと手続き出来ません。

 

・Paypay:再ログインすればOK

 

さしあたってお金が絡む&引継ぎが必要なものは上記くらいでした。再ログインなどが発生するアプリが出てきたらこちらに追記予定です。

 

やっと新しいiPhoneになり、ホッとしています。

 

■IDとパスワードの管理

これが普段からすごく大事だと思っています。

新しいサービスに申し込んだら即ID(メアド等)とパスワードをiPhoneメモに入力。

ただ、iPhoneを無くしたら一発アウトなので、時々インターネットのクラウドにも転送して、そちらでも管理しています。

 

【余談】

新しくなったAppleStore銀座に取りに行ったら、店員さん(総勢20人近く)に拍手で迎えられて恥ずかしくて死にそうになりましたw

 

 

 

 

 

 

くだらない愚痴(母、妹とのすれ違い)

こんにちは!

 

なんかしょーもない話なのですが、母(と妹)についての愚痴です。

 

昨晩、母がLINEグループチャット(母、私、妹)に「宝塚のチケットが当たった、2枚。行ける?スーパーの懸賞で当たった」と書いてきました。

妹「予定はない」※空いてるの意

私「◯◯(妹の名)が空いてるなら2人で行ったら」

 

少しして

妹「ダンナに留守番させるのは悪いから(行かない)」

母「ダンナに留守番くらいさせなよ。足が痛いから(私と妹の)2人で行って」

 

 

なんて言うか、ここで母親にカチンと来てしまいました。

 

・そもそも自分が行きたくて誘ってるはずなのに、途中から2人で行けと言い出す

・ちなみに、宝塚の演目はあまり人気がなさそうなもの(だから懸賞になったのではないかと)

 

私と妹に対し同時に誘ったら、2人ともさほど行きたくはないから遠慮モードになります。

 

母が、行きたいから2人のどちらか付き合って!とハッキリ言ってくれれば検討するのに、途中で(当たったチケットが勿体無いから)2人で行けと打診内容が変化。

 

チケットが当たって勿体無いのは母の事情です。私たちには関係ありません。

 

母が行きたいけど1人では行けない、というのなら考えますが、チケットが勿体無いから予定を空けろと言われてもそれには賛同出来ず。

お金を払って買ったチケットではないですし(それだって、本来私たちが考慮する筋合いはない)。

 

で、イラっとしつつ母に「土曜は麻雀教室だし、宝塚の演目にさほど魅力が無い」と伝えると「じゃあ◯◯(私の名)は行かなくていい」と返事。

妹も既読無視。

 

母は変な遠慮をすごくするので、すぐに「じゃあ私はいい」みたいに言い出します(自分も似ているのでわかる)。

妹も、そんなにダンナさんに遠慮しなくちゃいけないのかなと。子どもも中高生で大きいし、奥さんの外出にそれほどうるさい感じの人ではありません。

 

今頃母は私に激怒してるんじゃ無いかなぁ。

私の言い方もキツいのはわかってるんですが、母も頼み方が下手だなと思います。

 

どうしても吐き出さずにはいられずで書きました。

 

しばらくは2人とのLINEのやり取りも止まりそうです(^^;

出羽三山1泊2日登山ツアー@山形 その2

こんにちは!

 

出羽三山登山ツアー2日目です。

 

夜中にザーッという音で目が覚めました。

窓の外を見ても真っ暗で何もわかりません。

そのザーッという音は、川の音のようでもあり「近くに川あったっけ?」と思いながらまた寝ました。

2時半過ぎに起床。手元のペットボトルの水を減らさないため、お湯を沸かしてティーバッグのお茶を飲みました。

 

外は…結構な雨!

レインウェア上下、ザックにもカバー。真っ暗なので首元にヘッドランプをぶら下げて宿を出発。

 

相部屋チーム(約20名強)のいる宿に大型タクシーで合流。相部屋チームはバス、我々個室チーム(5名+ガイド2名)は大型タクシーにそのまま乗り、朝食のおにぎりをタクシーの中で食べながら登山口まで移動しました(40~50分くらい乗りました)。

 

登山口では結構な風雨になっていました。

ガイドさん2名、月山の案内人(先達)からは、9合目くらいまで行って天気次第で頂上に行くか戻るかを判断すると説明がありました。

 

八合目の御田原神社でお詣りし、出発。(5時15分~35分くらい)

 

 

天気は一向に回復しませんでした。

雨だけでなく風が強く、踏ん張っていないと飛ばされそうなレベル。

夜の大雨で足元も深い水溜まりがたくさんあり、靴の中に水が入ってしまいました。足元が濡れたまま歩くのは本当に不快でした。

 

途中山小屋を経て、9時過ぎに頂上に到着(約4時間弱)。

頂上の月山神社本宮。この先は撮影禁止です。中でみんなでお祓いを受けました。

神社の開山期間はとても短く、今年は7月1日~9月15日でした。

 

頂上の山小屋で、修行をしている団体と一緒になり、ものすごくカオス状態になりました。みんなが濡れている服を脱いで干しているので、乾燥部屋は湿気と人の臭いでちょっと気持ち悪かった(^^; 床も濡れていました。

山小屋の中でストーブにあたって少し身体を温めた後、急いでお昼ごはん(宿坊で作ってもらった太巻きとおいなりさん)を食べ、濡れた服を着てトイレに行きました。

 

頂上でも暴風雨で、来ていた服(トップス)はびしょ濡れ。防水能力の高いゴアテックスでも中まで濡れました。ポケットに入れていた手拭いは、絞れるほどビショビショでした。

ザックも、カバーをつけていても中に入れているものは全体的に湿っていました。

もうめちゃくちゃ寒かったので、水を吸って湿っていたダウンを着込みました。

 

約1時間休んで10時過ぎに頂上を出発。

じっとしていると寒くて寒くて、がたがた震えました。風邪をひくのも覚悟しました。

 

下りはもう、一刻も早く降りきりたい、その一念でひたすら歩きました。

途中から少しずつ明るくなってきて…

 

最後のリフト手前で青空!(12時半頃着、頂上から2時間半くらい)

 

リフトに約20分乗り、バス駐車場に到着!

濡れたものを脱いだ時は本当に生き返った気持ちでした。

 

そのあとは道の駅の日帰り温泉に入り、高速をひたすら走って帰途につきました。

 

月山の道の駅にしかわで食べた、月山ビールソフト。冷たくて甘いアイスが心と身体に沁みました。美味しかったです。

 

今回の月山登山は本当にきつかったですが、中止にならず登りきれたことが本当にうれしかったです。中止になっていてもおかしくないレベルの天候でした。

 

月山は元々天気の良いタイミングがとても少ないようです。ガイドをしてくれた先達の方曰く、10回登って晴れは1回くらいとのこと。また、風も10mくらいはそよ風レベルらしいです(笑)。私たちが登った日は予報で17mでしたが、体感的には20m以上の風が吹いていたと思います。

 

 

3つの山にお詣り出来て、少しは生まれ変われることが出来たかな?と思います。

相変わらず仕事で心が休まる暇はありませんが(^^;

本当に思い出深い登山とお詣りの旅となりました!

 

出羽三山1泊2日登山ツアー@山形 その1

こんばんは!

 

先日、山形の出羽三山(月山、羽黒山、湯殿山)の登山ツアーに参加してきました。

出羽三山は、月山(前世)、羽黒山(現世)、湯殿山(来世)を言います。3つの山にお参りすると生きながらにして生まれ変われるんだとか。

順番は羽黒山→月山→湯殿山が良いようですが、ツアー的に効率よく回れるよう、1日目は湯殿山→羽黒山(どちらもお詣り)、2日目に月山(登山とお詣り)というスケジュールが組まれていました。

 

ちなみに「西の伊勢参り、東の奥参り」と言われるくらい、一生に一度はお詣りした方がよいと信じられているそうです。

 

東京(新宿)から、バスで約5時間?かけて山形に向かいました。

バスは1人2席利用のオプションを付けました。(割高ですが、山のザックなど荷物が多くなるので隣が空いている方が荷物の出し入れがしやすく快適)

 

まずは湯殿山へ。

これが、すごくすごくよかったです!

語りたいのはヤマヤマなのですが、湯殿山は「語るなかれ、聞くなかれ」と言われており…撮影禁止エリアも多かったです。この記事では何も話せないのが残念。

 

でも、山形に行く機会があったらぜひおすすめします!登らなくても行けますので。

この辺は撮影OKでした。めちゃくちゃ巨大な鳥居です。

 

続いて、羽黒山へ。

こちらには夕方ごろ着いたのですが、雰囲気が良くて胸にジーンときました。

天宥社

 

三神合祭殿(さんじんごうさいでん)。月山・羽黒山・湯殿山の三神を合祭した社殿。

瓦葺の屋根や手前の鏡池など、写真よりも実物の方が迫力満点です。みんな「わーすごい!」と声を上げていました。

 

 

お詣りした後は、2446段の階段を50分くらいかけて降りました。石が滑りやすくて結構ヒヤヒヤしました。

「おいずり」と言われる修行者が着る白い装束の上着だけ着て歩きました。

 

階段の両脇にはところどころに小さな神社があり、可能な限りお詣りしました。

 

 

ほぼ降り切ったところで国宝の五重塔。

 

鳥居を出た後は、そのまま歩いて宿坊に向かいました。

 

食事は肉・魚無しの精進料理。かなりのボリュームでした。宿のご主人からは、修行のお話などを伺いました。(ご主人は山伏で、修行をされています)

 

そのあと、相部屋プランの人は食事をした宿坊にそのまま留まり、個室プランの人は個室がある宿坊に移動しました。(私は個室プラン)

 

私は、登山はするけど、共同トイレや相部屋はとっても苦手です(^^;

なので、山小屋に泊まったことがありません。

私は荷物を広げて整理したいし、朝も早めに起きてゆっくり支度したいのですが、相部屋だと●時就寝、●時起床が厳しいのです。なので個室派。

 

泊った宿坊(個室)。

宿のご主人が相部屋が嫌いらしく(笑)、個室を作ったと説明してくれました。

 

昨年、四国の山ツアーで泊った宿がかなりひどく、多少汚い&設備不備などある程度の耐性がつきました。今回も宿は全く期待していなかったのですが、殆ど旅館仕様でトイレ(ウォシュレット付)と洗面台完備で言うことなしでした。

 

翌日は3時50分集合だったので、お風呂に入って即寝ました。

が、夜中に大雨の音で目が覚めました。いや~な予感。

 

長くなるので、分けて書きます。

月山登山は、めちゃくちゃ大変でした!(つづく)

人生への後悔(結婚と仕事)

こんにちは!

 

今日は3ヶ月に一度の通院日です。

病院のタリーズでアイスコーヒーを飲み、診察を待ちながらこれを書き始めました。

 

今日の当番医もお初の人でしたが、丁寧で感じよかった!お名前を確認しそびれました。

ひとつひとつの確認が丁寧でした。注射の薬剤の箱を見せられて確認を取られたのは初めてでした。

 

質問しやすそうな先生だったので「閉経してるのにリュープリン(注射)って意味無いですよね?」と思い切って聞いてみました。

 

「この薬剤は脳に効くんですよ。ホルモンが作られるのを脳に作用して止めるんです。あなたはホルモン剤を飲んでいる時に再発しているので、よりしっかり止められるということで意味はありますよ」と。

 

リュープリンについて、こんな風に丁寧に説明してもらったのは初めてです。ステキな先生だなぁ。

当番医ってあまり感じの良く無い人が多いので、久しぶりに気持ちの良い診察となりました。

 

***

最近、自分が送ってきた人生に対して後悔することが多くなっています。

いつもはもっと勉強すればよかったという後悔が主なのですが、最近は結婚しなかったこと、子どもを持たなかったことへの後悔が大きくなっています。

 

こんな私でも20代に結婚のチャンスはあったのですが、私が新卒で入った会社は結婚=退職という価値観が強く、自分の食い扶持は自分で稼ぎたい私にとって、結婚はあまり望む変化ではありませんでした。

両親があまり仲良く無かったこと、自分が子ども時代をあまり幸せだと感じなかったことも大きかったと思います。

 

ちょっと話が飛びますが、

今テレビ東京で「40までにしたい10のこと」という深夜ドラマをやっています。

いわゆるBL(ボーイズラブ)なのですが、原作よりだいぶマイルドに、また心情を掘り下げて描いており、見事にハマってしまいました。

 

作品や演者に対する熱い想いは置いといて(めちゃくちゃ語りたい)、この作品で図らずも「結婚」「家族(子ども)」について考えさせられてしまっています。

 

オープニングの主題歌やサントラも良いのですが、トドメはエンディングで流れる「まぼろし」という歌。歌詞が胸に刺さって倒れそうです。意味もなく号泣する時も笑

 


www.youtube.com

 

生まれてきた時のことを覚えてはいない でも

世界は笑顔に包まれていたらしい

(中略)

「自分なんて」思う日も来る時がいつか訪れても

世界が敵でも守ってあげれるよ

(中略)

いつの日か 手に余るほどの大きさになった

わがまますら 愛おしくなった姿を抱きしめよう

(中略)

ねえ 幸せなまぼろしでもさ 良いやと思えた

ただ居させて 1秒でも長く その顔を見ていたい

ただ居させて 1秒でも長く 生きてみたくなったよ

the shes gone「まぼろし」より一部引用

 

最近部内で子どもが生まれた人がいて、チャラ~としていたのにすぐにパパらしくなりました。あぁ子どもってすごいなって、思いました。

 

 

ただ一方で、私が仮に結婚出産していたら、自分のキャリアについて相当な後悔をしていたと思ったりもします。

多分、夫や子供に対して「家族がいるから思う存分働けない」とか「私のキャリアを犠牲にした」とか思っちゃってたんじゃないかなぁと。

 

だから(大した会社でもないし大したキャリアでもないけれど)ここまで途切れることなく働いて、今の立場や安定した稼ぎを得られるようになったこと自体は満足しています。

 

自己肯定感の低い自分が自分を認められる手段、それが「仕事と安定した収入」だったのかなと思います。

 

実は、今の仕事にあまりやりがいを感じていません。

顧客と対話する営業ではないし、作ったものが可視化される制作でもない、一番役に立ってるのかよくわからない調査企画職。

直接の効果がわかりにくいから、派手な評価もされにくい。

 

例えば、看護師とか士業とか、ダイレクトに貢献したことを感じられる職業を選べば良かったなどと思ったりします。

 

人生をやり直すことは出来ないけど。

自分に与えられた手札(自分の強みや弱み、環境・条件など)をどう使うか。

無理矢理ポジティブは嫌いだけど、あまり後ろばかり見ないで生きていきたいと思います。

 

…って言いながら、これからも定期的にクヨクヨしたりしちゃうんだろうなぁ(^^;

 

妹の子どもが生まれたばかりの時の写真。自分にとって神々しくて、この写真を見ているだけで泣けてきます。彼は今年18歳になりました。

人への期待を手放す(修行中)

こんにちは!

 

タイトルの理由は後半に書くとして。

 

私がこのブログを始めた理由は、

・乳がんの治療の記録を残したかった

・持たない暮らしのことを書きたかった

以外に

・神経鞘腫という珍しい病気のことで、誰かの役に立ちたかった

という理由がありました。

 

このブログでも何度か書いている神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)は、神経にできる腫瘍です。

色々な箇所に出来るようですが、私の場合は、鎖骨に走っている腕神経叢(腕の神経)に出来ました。

 

ここのサイトがコンパクトにわかりやすい説明と思ったのでリンクを貼っておきます。

www.jsnp.jp

 

神経鞘腫の患者数・発症確率はわかりませんが、ネットでググった感じでは数千人に1人、くらいの割合でしょうか。(私の感覚値なので適当です)

乳がんが今は9人に1人と言われているので、神経鞘腫が珍しい病気であることは何となくわかっていただけるかと思います。

 

この病気が発覚した時、一番困ったのは「どこの病院にかかるか?」でした。

仕事そっちのけで毎日毎日、狂ったように検索して情報を探しました。

 

ありふれた病気であれば、それなりに大きい病院であればどこでも大丈夫だと思いますが、かかりつけの病院の先生にも大変な手術になると言われていたので、実績のある病院を必死に探しました。でも殆ど手掛かりはありませんでした。

 

諦めかけていたところ、私と同じ腕神経叢の神経鞘腫で手術した人のブログを発見しました。

ダメもとで問い合わせたところ返事をいただけ、病院名と先生の名前を知ることができました。

その先生は、かかりつけ医の先生の大学の後輩であることがわかりました。すごい偶然です。快く紹介状を書いていただけ、ブログの方と同じ先生に手術してもらうことができました。

 

私は、病院名と先生の名前を教えてくださったブログの方にとても感謝しています。私も同じように誰かの役に立てればと思い、神経鞘腫の病院探しから治療のことをこのブログに書きました。

 

すると、ブログに問い合わせが来るようになりました。

といっても、1年に1件あるかどうか程度です。

みなさんとても必死です。手術した病院と先生を教えてほしいと。私もそうでしたから、その気持ちはとてもよく分かります。

私もすぐに返事を書いていました。

 

以前は、このブログが神経鞘腫についても書いていることをもう少し前面に出していましたが、ある時から目立たせるのを止めてしまいました。

 

とある人から神経鞘腫の病院などについての問い合わせがあり、メールで返事をしたことがありました。

そして数年後、同じ人からまた問い合わせがきました。

「どうしよう、困っている、病院を教えてくれ」と。

 

あれ?前にも色々伝えたのに、この人は数年間ほったらかしにしてたんだ…

何だかすごくがっかりしてしまいました。

 

情報を伝えたあと、行動に移すかどうかはその人の自由です。

どういう行動をとるかもその人の自由です。

 

だけど…何も行動しないでまた情報だけください、どうすればいいですか?というお願いは、あまりにも自分の身体と人生を大切にしていないのでは?と思ってしまいました。

 

何人かの必死な問い合わせの連絡も、その後でがっかりすることがありました。

何も返信がないのです。

「教えてくれてありがとう」と。

 

別に、自分がすごい情報を持っていて、とっておきの秘匿情報を教えたのだから感謝すべき!と言っている訳ではありません。

 

でも、人から何かしてもらったら、お礼くらい言いませんか?

 

 

その一方で、私の「お礼を言うべき」という気持ちも、私のエゴでしかないとも思うのです。

「こういうことをしたら、こういう行動をとるべき」という他人への期待の押し付け。

感謝されたい、という黒い気持ち。

 

会社でも、同じようなことがあります。

この人にこういう仕事をしてほしい、こんな風にやってほしいと思っても、その通りになることは殆どありません。

勝手に期待して勝手にがっかりしているのは自分です。

 

 

人に変わるよう期待するのではなく、自分が変わる。

自分が期待を手放す。

 

そんなことを思い、書きました。