小さく、軽く、少なく。

乳がんの治療と日常生活を綴っています。なんちゃってミニマリスト。

ジャパンハート吉岡医師の話@カンブリア宮殿

初めて1週間フルでのリモートワークが終わった今週末。

出勤というアクセント?がないので平日と休日の区別がなく、せっかくの休日なのに、なんとなく平日の延長のような、上司にリモートで監視されているような(笑)気がして落ち着きません。

 

 

午前中はカンブリア宮殿の録画を見たのですが、4月9日に放映されたジャパンハートの吉岡秀人医師が凄すぎて思わず泣きながら見てしまいました。

 

吉岡医師は東南アジアで医療を無償提供しています。自分の生活費は講演料や書籍の印税で、活動費は殆ど寄付で賄っているとのこと。

医療行為に加えて日本からの医療ボランティアのハードルを下げるために1泊2日から受け入れる仕組みを作ったりその活動そのものも凄いのですが、わたしが衝撃を受けたのは次の言葉でした。

 

口唇口蓋裂でいじめられ高校を中退したりして大変な人生を送ってきたと涙ながらに語る若者(日本人)に、東南アジアで同じ病気の子の手術を見せた後、

「今日で君の人生にいったん区切りをつけろ」と。

 

「なぜ君が幸せになれなかったかわかるか?」

「それはいつも与えてもらうことを考えているからだ」

「これからは与える側に回らないといけない。与える側に回れば必ず幸せになれるから」

 

頭を殴られたような気持ちでした。

彼に「かわいそう。大変だったね。」と言わなかったから。

わたしは彼に対し、無意識に同情の気持ちと、かわいそうだから(そういう人生でも)仕方ないという憐憫の気持ちを持っていました。

 

 

それから、わたしもいつも、与えてもらうことばかりを考えている人間でした。(過去形ではなく、今でもそうです。)

 

家が貧しく、「親が私立大学の学費を出してくれない」「成人式の着物を買ってくれない」

友だちが「話しかけてくれない」「誘ってくれない」

会社が「評価してくれない」

周りが何かを与えてくれるのをじっと待ってばかりでした。

 

吉岡医師はどんな人生であろうとも「与えなさい」と言っている。

自分は何を与えられるだろうか?と考えさせられました。

 

会社では年度の初めに目標設定をしないといけないのですが、周りのスタッフや営業やクライアントに自分は何を与えることが出来るのだろうか?と悩みます。

 

人付き合いも悪いし才能もないし仕事もガツガツしてないし(笑)大したものは持ってませんが、自分が出来ることで誰かを少しでも幸せに出来たらいいなぁと思っています。

 

たまには真面目なことも書いてみました(笑)。