小さく、軽く、少なく。

乳がんの治療と日常生活を綴っています。なんちゃってミニマリスト。

1年以上ぶりの美術館

おはようございます!

 

昨日の東京はポカポカ陽気。寒過ぎない冬の日はユニクロのダウンにゴアテックスのシェルを重ねて着ているのですが、昨日は10分も歩いていると暑くてダウンがいらないくらいでした。

 

 

最近よく思うのは、自分はマグロだなぁということ。

あ、夜の方の意味ではありません(笑)。

いつも泳いでいないと死ぬ、という意味でのマグロです。

なぜそう思うかというと、自宅でじっとしてられないからです(^^;

一日中外に出ないで過ごすと、すごく悪いこと(勿体ないこと)をしている気がしてしまうのです。

 

天気が良くて暖かくてヒマで…となると自宅でじっとしているのが死にそうになるのです。

密にならずに出かけられそうなところは?と考えて、美術館が思い浮かびました。

リターゲティングされてInstagramで美術展の広告が時々上がってくるのですが、東京都美術館で「吉田博展」なるものをやっていることを知りました。

広告で使われているメインの作品に心惹かれて、久しぶりに上野まで行ってきました。

 

前回の緊急事態宣言以降美術館には行ってなかったのですが、最後に行ったのはいつかなぁとチェックしたら2019年の12月でした。1年以上行ってなかったとわかってビックリです。以前は1~2ヶ月に1回は行ってました。

 

上野は結構な人出です。それでも、普段の人出よりはやっぱり少ないです。

しばらく行かないうちに、JR上野駅の公園口がきれいになっていたり、店舗が増えていたり、色々変わってました。

国立西洋美術館は休館となっていました。

上野公園内にあるスタバは相変わらず店外まで長蛇の列。レストランも満席で人が待っていました。それでも、以前よりは少ないです。

 

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普段の土日の美術館ならうんざりするくらい並んだりするのですが、やはり空いてました。いつもこのくらい空いていたらいいのになぁ。

おかげでゆっくりと作品を鑑賞することができました。

 

恥ずかしながら吉田博という人を知らなかったのですが、水彩画・油絵から49歳で版画家に転身した人だそうです。この、「49歳で新たな領域に挑戦した」というところにとても惹かれました。自分も今49歳なので。49歳で新しいモノにチャレンジするってすごいなと思います。

 

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左がメインに使われている作品です。

 

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作品の色合いが優しく、山や水面に映った景色の描き方(版画ですが)がとても美しくて、久しぶりに自分の好きなタイプの作品に出会ったなぁという感じで楽しかったです。

 

緊急事態宣言中のお出掛けなので、もちろん罪悪感はあります。

ただ来月からは抗がん剤が始まる予定で、宣言が解除されれば人出も一気に増えそう。そんな中でわたしにとっての今月は、人との接触を避けつつ元気に動ける貴重なひと月。

 

久しぶりに、心にたっぷり栄養を与えられたような気がして、うれしい週末でした。