小さく、軽く、少なく。

乳がんの治療と日常生活を綴っています。なんちゃってミニマリスト。

オススメ本「旅のことば」

こんにちは!

 

10月も半ばというのに、まだまだ暑いですね(^^;

今の家は南東向きなのですが、周りに高い建物が多くてあまり長時間は日が差し込みません。

ただ春と秋の今くらいの季節は、太陽の角度で日が差す時間が他の季節より少し長くて、金色の柔らかい日差しが部屋に差し込むととてもうれしくなります^^

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シーツが皺皺でお恥ずかしいですが(^^;

 

今日は、Roseさんに触発されて、私もオススメ本を紹介しようと思います。

purikoko.hatenadiary.com

 

私は本屋が好きで時々新刊をチェックしに行くのですが、いつも行くコーナーが決まってしまっています(「モノ選び」や「捨て」「生き方」に関するライフスタイル系が好き)。

論文を書いている時に、心理学や社会学のコーナーをウロウロしていて偶然見つけ思わず買ってしまったのがこちらの本です。

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てっきり、旅に関するエッセイか何かと思ったら、「認知症」の本でした。

認知症になった本人、その家族、第三者の視点で

・状態

・課題

・解決法

が優しく書かれています。

認知症になったことを「新しい旅」と呼んでいるのですね。

 

どうしてこの本を手に取ったのかというと、認知症だけでなく、病気とかうつとか、そういうことにも当てはまるなぁと思ったからなのです。

 

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このあたりは、認知症になった本人の視点で書かれています。

 

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これは、家族の視点。

もし家族が認知症になったら、こんな風に寄り添えるだろうか?と考えてしまいました。家族が見ているものを、一緒に見ようとすることはできるだろうか?と。

 

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これは、介護する家族を抱えて辛くなってしまったら、周りに悩みを言ってみようよ、という内容です。

 

 

ひとつひとつのページが、「うんうん、そうだよね」という優しさにあふれていてすべて紹介したいくらいなのですが、ネタバレし過ぎるのでよかったら手に取ってみてください。認知症に関係が無い方でも自分ごと化しやすい内容だと思います。

 

乳がんになったことは、新しい旅の始まりなのかも、としみじみ思いました。

私も仕事への向き合い方や先々の人生のことなど、色々と考え方が変わったような気がします。

 

Roseさんが紹介してくださった本に出てくる、

「あなたの魂の乗り物である肉体に、いたわりの心を持ってください」

 

身体を大切にする。心も大切にする。

そして、これからの新しい旅を、与えられた生を生き切る。

日が差し込む部屋で、改めてそんなことを思いました^^