小さく、軽く、少なく。

乳がんの治療と日常生活を綴っています。なんちゃってミニマリスト。

捨てることに目覚めたきっかけ

私が最初に「捨てていいんだ」と思ったのは

当時勤めていた会社の後輩の行動でした。

 

私は広告作成に関する仕事をしていました。

心配性だったので、何かあるといけないと思い

赤字が入った原稿を割と長く持っているタイプでした。

ところが、

後輩はその赤字原稿を用が済み次第どんどん捨てまくる。

びっくりしました。

それと同時に、「なんだ、捨てていいんだ」と気づかされました。

それ以来、私も真似をして

なるべく早く捨てるようになりました。

 

次のきっかけは、その当時付き合っていた彼との別れです。

別れた後、1年くらい粘着されました。

(酔って電話をかけてくる、など)

それが嫌で、辛くて、

彼の私への執着が無くなるようにと祈る思いで

彼からもらった物や写真などを

捨てて捨てて捨てまくりました。

 

3つめのきっかけは、習い事をやめたこと。

ある踊りを習っていましたが、どうしてもついていけなくなり

けがをきっかけに辞めることにしました。

自分より遅く習い始めた人が、どんどん自分を追い抜いていく。

私は大した練習をしていなかったので当然と言えば当然なのですが、

自分にも、追い抜いていく友人にも、

ネガティブな感情を持ってしまいました。

辞めた後も、衣装や小道具を見るたびに

ネガティブな感情が蘇ってきて辛くなりました。

なので、踊りとの決別の為(大袈裟ですが)、

モノを手放すことにしました。

高価なものもあったので、売れるものは売り、

譲れるものは譲り、引き取り手のないものは捨ててしまいました。

 

 

モノを手放すたび、部屋がすっきりしていきました。

それだけでなく、どんどん心も軽くなっていく。

モノがないということは、なんて軽やかなんだろう、と

心から思いました。