おはようございます!
今日は、先日撮ったMRIの結果を聞くための、神経鞘腫術後1年での診察でした。
昨日は夜のセミナーの準備と立ち会いがあり、珍しく夜遅くまで仕事をしてたので神経が昂ってあまり眠れず。頭が朦朧としてかなりの寝不足状態です。
MRIを撮った理由。
腫瘍は手術で取り切れたと主治医は自信満々だったので(笑)おそらく再発はないとは思うのですが、主治医の患者さんで2年半で再発した方がいたようで(その人も腫瘍は取り切れていた模様)、念のためMRIを撮ろうということになりました。
そう言えば、主治医に見せてもらった摘出腫瘍の写真はオレンジ色のスイートポテトみたいだったなぁ。
※ちなみに、神経鞘腫は神経に出来る腫瘍の為摘出が大変とのこと。
神経を傷つけて麻痺が起きたりするからです。
出来た場所が悪いと全てを取り切れず、一部を残すケースもあるようです。
先週の検査の時の話。
右鎖骨近くにある手術跡は殆ど目立たないくらいにきれいになりましたが、傷口のあたりを押すとぞわっとした感覚はあります。
何もない側を押してもそういう感覚はないので、やはり術後の影響かな?
何となくですが、触ると少しふくらみを感じるような気も。再発してたら嫌だなぁ。
術後の辛さは乳がんの時の何十倍何百倍だったし、未だに後遺症は残ってるしで、ホントにもう手術はこりごりです。
今朝は朝イチの診察時間だったので、通勤ラッシュ手前の時間帯に家を出発。8時過ぎには病院に着いてしまいました。
コロナの影響で、電車は座れませんが結構空いていました。
ほぼ時間通りに診察に呼ばれ、5か月ぶりに主治医に会いました。
痺れについてはもう良くなる感じはなく止まっていると伝えましたが、「まだ1年だからまだまだ(良くなると思うから)様子を見ましょう」と。
MRIでは腫瘍再発の所見は無し、先生が触った感じも大丈夫とのことでした。よかった。
傷口を見ると主治医は「傷口小さいなぁ」と必ず言います(笑)。毎回感心してて面白い。
今の主治医は、人間ドックで腫瘍を指摘された後にかかった、会社近くの診療所の先生の後輩です。
診療所の先生は2週間に1回、診療所の整形外科の担当をしていました。
診療所の先生はどちらかというと心配性と言うかネガティブ系な人で、手術で後遺症が出る可能性があるとか、腫瘍を取らなくても問題があるとか、散々脅されました(^^;
その当時のやり取りなど。
「神経鞘腫のこと3」でも書いていますが、同じ病気の人のブログから今の主治医の存在を知りました。で、診療所の先生に主治医の先生のことを聞いてみたら大学の後輩だった、という流れです。
もしそういうルートが無かったら、紹介状があっても担当医は下の人にされていたんじゃないかなと思いました。
というのも病院のHPを見る限りでは、主治医は整形外科ではかなり上の方に掲載されてるので序列も上っぽい。恐らく患者もたくさん抱えているはずです。
でも主治医は、診療所の先生(先輩)の紹介だったから、快く引き受けてくれた、と。
わたしが思うに、手術の難易度は 神経鞘腫>>>>>>乳がん。
神経鞘腫は、顕微鏡を見ながら神経の束をかき分けて腫瘍にたどり着き、他の神経を傷つけないように気を付けて腫瘍を摘出しなくてはいけないので、身体の表面にある胸を切るのとは難易度が格段に違うのではないかと思うのです。
そういう手術だから、経験豊富な人にやってもらいたかった。
なので、今の主治医に会えたことは本当にラッキーだったと思います。
主治医は多分50代後半、背が高くてガタイもよく、雰囲気からしてもう絵に描いたような「育ちのよさ」を感じさせる人です。
自分の技術・経験に自信があるけど嫌味はなく、症状や手術のリスクについても丁寧且つ簡潔に説明してくれて、一度会っただけで「この人に任せて大丈夫」と感じました。
こんな人が父親だったらなぁ。この人の子どもが本気で羨ましいです(笑)。
一方、乳がんの時は、「病院をどこにするか」「早く手術すること」が大切だと思っていたので、主治医が誰になるかはあまり気にしていませんでした。患者の多い乳がんではどうせ主治医は指定できないし、大抵はチーム医療だし。
テレビに出るような超有名な先生(昭和大学病院の中村先生や明石先生など)は、紹介状プラス超強力なコネが無いと主治医になってくれないと噂で聞いています。
あ、でも昭和大学病院にセカンドオピニオンに行ったら偶然中村先生が担当で、そのまま主治医になってくれた、という超ラッキーなケースも人づてに聞いたことがあります(笑)。ちなみに中村先生はめちゃくちゃ人格者らしいです。中村先生の講演を全て聞きにいく熱烈なファンもいるみたいです。
都内であれば、がん研有明、国立がんセンター中央病院、聖路加国際病院が個人的御三家なイメージです。わたしは2014年にすでにがん研にかかっていたので他へ行こうとは思いませんでしたが、お金があれば聖路加もいいなと思います(笑)。聖路加は入院が個室しかなくて、差額ベッド代が最低1日3万円以上かかったような。
がん研も再建ありだと個室のみになってしまい、こちらも差額ベッド代が1日3万円以上です。
会社の先輩が同時再建で国立がんセンターにかかっていましたが、大部屋で大丈夫だったようです。そのあたり、国立と民間の違いなんでしょうね。患者が多いがん研も経営は中々大変なようで、再建の個室代で稼ごうとしてるんだろうなぁと思いました。主治医から「年々備品がショボくなってるのよ」とグチを聞いたこともあります(笑)。
…と、盛大に話は逸れましたが。
お医者さんって、技術だけでなく人格面も大切ですよね。それから自分との相性。
乳がんの主治医(女医)はちょっとキツい感じがする人です。わたしはこの人も大好きですが、がん友は若干苦手そうにしていたし、本当に人それぞれだなと思います。
ということで早々に診察が終わってしまいました。
せっかくの休みだからあちこち行きたいところですが、とにかく眠くてたまらないので買い物だけして家に戻ります。眠い〜